Career
転職をお考えの方へ
タクシードライバーは、幅広い年代の方が働ける業界です。
それでは、なぜタクシー乗務員は幅広い年代の方が働けるのか?
それはタクシーの勤務形態が一般的な会社員などと比べ、時間に融通の利く勤務が可能な形態になっているからです。
昨今は両親の介護や子育てをしていても、空いた時間で働きたいといった人などの、ライフスタイルに合わせた働き方をすることが可能なのです。
中高年の転職
40歳~60歳からタクシードライバーの求人に応募される方は多くいらっしゃいます。
これまでの経験や安定したドライビングスキルを活かしやすいということが大きな理由となっているようです。
また、リストラや解雇によってタクシー会社の門をたたくというケースも少なくありません。年齢が高くなってしまうと、再就職が難しくなってしまう業種が多々ある中で、タクシー会社の多くは中高年でも問題なく雇用するケースがほとんどです。
そのためタクシードライバーへの道を選ぶという方が多いのです。
離職率が低いのはなぜ?
みなさん驚かれることが多いのですが、実はサラリーマンを辞めてタクシードライバーに転職された方の離職率は非常に低いという特徴があります。
理由は多岐にわたりますが、まずタクシードライバーという仕事はお客様を乗せているとき以外は基本的に一人で行う仕事です。
そのため、接客中以外は他人に気を遣うということもなく、気楽に仕事をすることができます。
また、日ごろからに普通では出会えなかった様々な人に出会うことができるという魅力もあります。
こうした魅力からドライバーへと転職してきた方は離職率が低いのでしょう。
何歳まで働ける?
今までタクシーを一度も使ったことのないという人は珍しいと思います。
そのため皆さん必ず見たことはあると思いますが、タクシードライバーの中にはいかにもこの道数十年という雰囲気を持った方も大勢います。
実際若い頃から運転をしていた方もいれば、勤めていた会社を辞めてタクシードライバーの求人に応募したという中高年の方も大勢います。
ただ、タクシードライバーの中には明らかに高齢の方がいるのも事実です。
実は、タクシードライバーには定年という制度がありません。
他の職業に比べて圧倒的に年齢の制限を受けずに働くことができます。ただ、現実には75歳を過ぎると判断能力の鈍りや適切な運転ができなくなることが多いことから、75歳という年齢を機に退職することが一般的です。
頑張った分評価される
タクシードライバーの多くは完全歩合制の給与形態を採用していますので頑張って売上を伸ばした分だけ自分がもらうことが出来るお給料が増えることになります。
歩合率は会社によって様々ですが、50%の歩合率なら三万円の売上を一日で上げたとすると、その日の稼ぎが一万五千円にもなります。
多くのサラリーマンの悩みの種であるサービス残業や頑張ったのに報われないといったことはタクシー会社では無縁です。
頑張った分だけ報酬という形で正当な評価を受けることができるので、これも離職率が低い理由の一つだと思います。収入が高ければ自信も付きますし、次はどんな工夫をしようかと毎日考える意欲がわいてきますよね。
長く働くことができる
日本の職業の多くにはどうしても定年退職という制度が付いてまわります。しかし、中には「まだまだ体力もある」「今退職すると時間を持て余してしまう」といった理由で再就職先、転職先を探す人も少なくありません。
しかし、実際には定年退職した高齢の方を雇用してくれるような企業は少なく、結局自宅に籠って日々退屈を感じるということが多いそうです。
タクシードライバーなら定年退職がないので、再就職先としても最適ではないでしょうか。
例え75歳で引退するとしても、定年後からなら10年もお仕事を続けることが可能となるのです。これもタクシードライバーの魅力です。
若手の転職
個人タクシー企業で働く
タクシーの中には、会社から独立し個人タクシーとなり経営者として活躍しているドライバーも大勢います。
運転の安全性や経験年数や地理知識などといった基準を満たせば個人タクシーを開業することが可能となります。
タクシー会社で働くとなると、どうしても運転という仕事が真っ先に想像されますが、無線による予約や業務を終えた車の洗車などの仕事もあります。
しかし、今までの経験が活かせれば会社に属していたときよりも格段に良い給料を得ることができます。
その意味では若いうちからタクシー会社に入社して、早々に個人タクシーを開業するのも一つですね。
定年後でも働ける
タクシードライバーには基本的に定年という概念も制度もありません。そのため、タクシー会社の多くでは、70歳以上でも働いている人がいらっしゃいます。
このように他の職業に比べて高齢でも働けるということもあって、40歳~60歳という他業界では転職の難しい年代層の方も他業界に比べ採用してもらえる可能性が高いです。
また、タクシードライバーは一日中車に乗って、深夜まで働くというイメージから高齢では体力的に難しいと思われるかもしれませんが、むしろ休憩時間を自分のタイミングでとれたり、勤務場所もオフィスに縛られずに仕事ができるなど自分のペースにあわせて仕事ができるということで求人に申し込まれる人も多いです。
未経験者の転職
タクシードライバーとして働くには
タクシー未経験の方が求人に応募しようとした際、最も高いハードルは免許の取得ではないでしょうか。
タクシーやバスといった、業務用車両を運転するには通常の運転免許証ではなく、第二種と呼ばれる免許証が必要となります。
当然、取得には自動車教習所に通い、講習を受け、試験に合格する必要があります。そして、忘れてはいけないのが、これらの教習には当たり前にようにお金が掛かります。
未経験や転職希望の方がタクシー会社への求人に応募することを踏みとどまる最も大きな理由はここかもしれません。
第二種免許取得サポートを利用する
タクシー会社の中には、第二種免許を取得するための補助制度を設けているところもあります。未経験からタクシードライバーとして活躍したい、転職したいと考えるのであれば、こうした制度を採用している会社を選ぶと良いでしょう。
基本的には、採用後に補助制度の申し込みを行って、企業側が免許取得にかかる費用を立て替えてくれるという制度です。そして、入社するまでの期間で二種免許を取得して貰う、という流れになることが多いです。
一般的にはこの期間は2週間程度とされていますが、この期間は採用されていませんので、給料は出ません。しかし、免許取得に掛かる費用を立て替えてくれるというのは大きな手助けとなるのではないでしょうか。また、タクシー会社の中には、この期間にさらに生活費を支給してくれる場合があります。第二種免許の取得支援制度を設定している会社は意外に数多く存在します。
未経験な上に二種免許を持っていない、取得費用もない、というような方は一度支援制度を採用している会社にお話を聞いてみるとよいでしょう。
制度に関しては「○年勤務を前提とする」など細かい規定がある場合もあり、会社によって異なるので問い合わせ時や面接時にしっかりと確認しておきましょう。
二種免許を取得すれば、今後手に職をつけれますので、もしものときも食いっぱぐれることはありません。
女性の転職
女性タクシードライバーへの道
タクシードライバーと聞くと、『男の職場』を連想してしまいがちですが、近年では女性ドライバーの数も増えてきました。町で女性ドライバーを見たことがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
現在では自分の実力や対応次第で高収入を得られるということもあり、OLから転職してドライバーへの道を目指したり、子育てを終えた主婦がタクシードライバーとして活躍したりしています。
お客様の中にも女性ならではの柔軟で温和な対応や、丁寧で安全な運転を好む方も多く、これから先も女性ドライバーが活躍する場は増えるのではないでしょうか。
これからシニア人口が増える中、お年寄りにも優しい女性ドライバーの需要はますます高まっていきます。
女性ドライバーの悩みどころ
タクシードライバーは日勤・夜勤という働き方がありますが、特に夜から明け方まで業務に携わる場合には時に酔い客を乗車させることもあります。
そのため、女性というだけで理不尽に絡まれてしまったり、卑猥な言葉を投げかけられることもあります。
しかし、現在では女性ドライバーのサポート体制をしっかりと取っている会社も多く存在するので、そうした企業を選ぶことで快適かつ安全に働くことが可能となるでしょう。
特に車内カメラや緊急通報を備えているタクシー会社を選んだり、治安の良いエリアのタクシー会社を選ぶことでこのような不安は軽減できるかもしれません。